LC--(Caramari カラマリ)

オフライン大会終了 ふーみそんアドバイザーによる考察 裏解説

2019年1月13日に行われた【第4回 スプラトゥーン甲子園2019 オンライン大会決勝】。

 

 

Libalent Caramari–リバレント カラマリ–(以下、LC)の優勝を一緒に喜んだアドバイザー【ふーみそん】。

 

 

多分……いや絶対に、その喜びを1番、声を大にしたのは他でもないこの【ふーみそん】だったに違いない。

 

 

喜びの絶頂後、各々が配信で喜びを語った。

 

 

そんなアドバイザー【ふーみそん】の配信の裏解説をしよう。

 

勝ち筋を作ったのは他でもない、2438学園

メンバーそれぞれに個性があって、前作からの立ち回りを知る【ふーみそん】。

 

『カラマリには前線がいない。くろすっω・)つくんの前線じゃ足りない。だってブラ(ブラスター)だし…。』

 

そう、言い続けたふーみそんは、2438学園を前線役にする事を勧めた。勝つ為とは言え、今までやって来たゲーム脳を変える事は簡単では無かった。2438学園に対する期待と、それが出来ないもどかしさがLCをシルバーコレクターにした事も事実である。

 

オンライン大会当日の1ヶ月程前から、突然2438学園の開花が始まった。本番に強い2438学園だが、周りやファンの反応は覚醒した!と思わせた。しかし、本番に強いと言う上振れではなく、リアルに強くなったのだ。

 

突然、言った事がやれるようになり、グンッと勝率が上がったそうだ。

それは、アドバイザー【ふーみそん】にとっても大きな出来事で、練習中に感動し、本気で泣いて2438学園をドン引きさせたとか。

 

2438学園に何が起きたのか、LCに何が起きたのか、きっとそれを知るのはメンバー4人とアドバイザー【ふーみそん】だけだろう。

 

前線として【ふーみそん】が推しているのが、スシコラ(スプラシューターコラボ)を使用した時の【ガワタ】選手だ。

ガチルール採用の公式大会「Rage 2018 Splatoon2 Extreme」の優勝チームでもあるTASOの前線シューターが【ガワタ】選手である。ガワタ選手の強みは、『盤面を見て有効キルが勝ち取れる事である』とふーみそんは語る。スシコラの性能を理解し、塗る時は塗る!抜ける時は抜ける!と言う、前線として必要な盤面脳を有効的に使っているからである。

 

元々、2438学園は裏抜けが大変優れていた。いわゆる盤面脳である。

スプラトゥーンで言う、盤面脳とは、塗りの状況や敵の構成、人数有利などを判断し、塗れば勝てる!あのブキを倒せば塗りで勝てる!と瞬時に判断出来る人の脳内である。

逆に、キル脳とは、とにかくキルを取って人数有利を作れば勝てる!と、エイム力を含むキルに特化した、キル中毒とも言えるキルすれば勝てると言う脳内である。

 

盤面脳を有効活用

LCで言う盤面脳は2438学園とふーみそん。キル脳はあとばるとくろすっω・)つ。

ぴょんは元々持って生まれたものなのか、何も考えずにその何方もやると言う天才脳である。

 

以前のLCはあとばるを盤面脳に置いていた。それもそのはず。視野の広さはあとばるが群を抜いて居た。敵の位置把握も、ルールに関与する事も、ブキの性能の知識においてもズバ抜けている。それは今でも変わらないだろうH3D(H3リールガンD)を使いこなすには、やはりカバー力や盤面を見ることが重要となってくるからだ。それでも、その天才的なエイム力が”3点バーストを当てりゃ〜勝てる!”と言う自信にもなっていた事を、この時のふーみそんは気付いていなかった。いや、知っていたけれど最終局面で何を選択するのかと言う大事な部分を見て見ぬ振りをして来たのだろう。

 

あとばるがキル脳であると再認識するには時間がかかり、練習後に何時間と議論をする事でようやく見えてきた考えの違いを、あとばる自身も改めて気付く事になった。やはり天才は優れているわけで、共存しない筈の盤面脳とキル脳を理解して何方も手にするあとばるを、ふーみそんが褒めちぎるのはのちの『火曜日のリバレント』で話す事になる。

 

話がズレたので戻そうw

 

整理出来たメンバーの考えを、2438学園がリアルに強くなった事で、個体での動きからチーム、組織としての議論に変える事が出来る様になった。元々ゲームの上手い人達の集まりだ、カバーする事もフォローする事も簡単にやり遂げるだけの実力があるのだから、前線を抜ける能力を持っていた2438学園をフォローする事でチームとして線で繋がる事が出来たのだ。

2438学園が抜ける事で崩れた前線を瞬時に立て直し、さらに前線を押し上げて勝利に繋げたのは、やはり2438学園の成長あってのことだ。

現在は、盤面オーダーとも言える『塗りで勝てる判断』も『どのブキを落とす』かも、2438学園の仕事である。

 

また、ラストスパート(ギア)を取り入れようと言ったのも2438学園である。

本来、ラストスパートには難点も多い。最初の2分半(ナワバリバトルでは3分間の試合時間がある)は弱さしかない。通常、明確な打開策がない限り、ラスト30秒で勝負を決めよう!と言うのは無理があるのだ。せめて、2分半までに50/50に近い状態に盤面を作り終えなければラスト30秒に掛ける事すら無謀である。所が、LCには明確な打開策が存在する。ぴょんのハイパープレッサーや有効的なキルもこの1つだろう。

 

信頼を培ったオフライン

元々、LCが苦手としてきたオフライン。オンラインとの大きな違いは、大勢の観客と普段と違う環境。オンラインでは声掛けやオーダーを行える事で敵の位置把握、状況把握が出来る上に、普段と同じ画面、同じイス、同じ環境で行える事でいつもと同じように、それ以上に実力を発揮できるのが人の性だろう。それを一度に変えるのがオフラインである。

 

 

勿論、その逆境を撥ね退けるのがプロである。それは一つの基準になるだろう。

それでもLCがオフラインに対する苦手意識があったのには、いくつかの理由があった。

 

 

まず一つに、互いの信頼性だろう。言葉ではいくらでも言える。それでも勝負に勝つ為ともなれば信頼出来るのは、きっと今までやって来た事に対する自分を信じる方が勝ちに繋がると思うのは自然の流れだろう。他人を信じるよりも、自分のやって来た事を信じる方が簡単で、残念ながら気楽である。何千時間、何万時間とプレイすればするほど、自分の技術が上がり、自分の考えが正しいと思うようになるのは、至って普通の事である。

 

それでも、このゲームの根本は4VS4のチーム戦であることだ。

 

例え1人で4人の敵を倒し、人数の有利が取れたとしても、同じチームの味方が全員離席していたらそりゃ勝てるものも勝てないわけである。(極論ではあるし、実際にこれだけの大会中に離席する人はまず居ない)

 

 

動物である人間だからこそ、感情もあるし、絶対と言い切れるものはない。

だからこそ、ふーみそんは「ゲーミングハウスでの顔と顔を見合わせた練習は、LCの今に繋げる事が出来た」と語る。

 

どう判断し、何を見て、何を感じるかを五感で直接感じる事が出来る事でその楽しさを倍増させ、今回のオンライン大会を笑顔で終わらせる事が出来たのだろう。

 

 

それを身近で感じていたふーみそんだからこそ、オンライン大会の優勝が決まった瞬間に、感情をぶつけることが出来たのかも知れない。

 

 

 

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