いや~闘会議、熱かったですな。
スプラトゥーン甲子園に、CoDのCWL日本代表決定戦とゲームに関連した1日でしたww
第1回CWL日本代表には、Libalent Vartex–リバレント バーテックス–が日本一に輝き、1枚のチケットを無事に手にした試合は、元メンバーでもあるニコちゃん選手が強過ぎて、冷や冷や手に汗握る試合で会場を沸かせてくれました。
【Vertex】#CWL日本代表戦 グランドファイナルを見事に制しLVがCWL フォートワースへ日本代表として挑戦します!
本日はご声援ありがとうございました。並びに今後とも応援よろしくお願い致します!#LVWIN#全員リバレント pic.twitter.com/ecbGWS1AAQ— Libalent (@TeamLibalent) January 27, 2019
一方、予選大会で惜しくも敗退し、後日行われた敗者復活とも言えるオンライン大会で25,000応募の強豪揃いの中、優勝し最後の全国大会への切符を手に入れたLibalent Caramari–リバレント カラマリ–(以下、LC)
参照:
苦手とされるオフライン大会で、どこまで戦えるかがファンの間でも楽しみの1つとなった。
2ブロックに分かれトーナメント形式にて戦われた「第4回スプラトゥーン甲子園2019」の考察は次回に持ち越そう。(頑張ります・・はい・・)
参照:
選手紹介で大いに会場を沸かせたLC。
現役のよしもとクリエイティブエージェンシー所属芸人でもある2438学園がいる事もあり、登場シーンは全16チームの中でも一際目立った存在であった。
プロである以上、勝てる事が必須(個人的にはそれだけじゃないと思ってる)になる訳だが、シルバーコレクターでもあるLCが、なぜこれほどまでに好かれるのか。
好まれる人間性
当たり前ではあるが、ガチマッチなどの対戦中でもあまり味方批判をしない4人である。(勿論、時と場合による)それでも、配信の中で声を荒げ、味方に対する暴言よりも、「自分があの時こうすれば勝てた」「あそこで助けてあげられなかったのが敗因だ・・・すまん、味方・・」と自分自身への反省へと切り替える。観ている側としても安心して観ていられるわけだ。
編集でどうにかすることが出来ないライブ配信を多くするプロゲーマーは多くいるが、常に周りに観られている!という事に、人一倍敏感であると言う意識が無いと中々出来ないものである。
誠実過ぎる素直さ
12月1日に行われた北陸大会。
儚くも1回戦で敗退した。プロとして期待されていた事もあり、その結果は会場内もSNS内でも多くの悲鳴が聞こえた。それは、もちろん彼等にも届いている。
その日、彼等はライブ配信を利用し、応援してくれたファンへの謝罪を行った。
–負けが決まり中々動けない2438学園–
期待してくれたのに…、応援してくれたのに…、プロなのに…。
彼等の言葉に、配信のコメント欄は少なくも荒れた事は違いない。結果を出せなかった事への謝罪は、涙声を滲ませた。その翌日には解散説が飛び交う程……。(この時点でのオンライン大会の開催は未定であり、多くのファンが願っていた)
それでも彼等が謝罪を込めた配信は、少なくもファンの心に響いていたのだ。
興味本位で閲覧しただけの人もいただろう。
もちろん、本当に応援していてあの結果に満足しなかった人もいただろう。
5人目のメンバーとして、同じ様に悔しさを滲ませた人もいただろう。
否定的なコメントや言葉が上がると分かっていて、それでも結果を出せなかった事への謝罪と悔しさを、震える言葉にして配信したのには、応援してくれた人への信頼と感謝しかなかったからだ。誠実で、真っ直ぐなその言葉は、多くのファンを増やしたきっかけともなった。
大きく成長する過程
元々、彼等4人は最強集団と言っても過言ではない。
ブラスターを使いこし、小さな塗りの潜伏から敵を落とすくろすっω・)つ。
H3チェリーを世に広め、正確なエイムで敵を殲滅する中衛立場のあとばる。
チャージャーと言う難しい武器を、チャージャーキープと共に前線で撃ち落とすぴょん。
大きな視野で確実性を取りに行くカバーの2438学園。
カラマリのメンバー、いざ会場へ!本日はできる限り現場の熱をお伝えします!#RAGE2018Spring #スプラトゥーン2 #Libalent #Calamari #LCWIN pic.twitter.com/6MfoFnSJCg
— Libalent (@TeamLibalent) March 20, 2018
そんな4人ではあるが、アドバイザーになる前のふーみそんはその欠点をいち早く見付け出した。
「このチームは2438学園が前線に出なきゃ負ける。個体で強い4人だからこそ、チームとして動かす必要ある。」
盤面を見る力がある4人。だからこそ、”キルを取って人数有利が作れれば勝てる”と言う意識は、中々抜け出せなかった。良く言えば対面力の強さをゴリ押し出来る。ただ、それは悪く言えば連携力の無さにあった。唯一、2438学園だけは対面力に自信の無さがあり、維持力に長けていた。カバーし合う事は出来る。それは出来るだけであって、個人の高い能力と味方への信頼の無さの表れであった。
度重なるアップデートは彼等の勝利を少しずつ減らして行った。それは同時に彼等の強みを消して行く事になる。勝てない事を誰かのせいには決してしないが、心のどこかに勝てない事に対する逃げが生じてしまっていた。
今回の北陸大会での負けは、彼等を大きく成長させるきっかけになったと言っても過言ではない。
オフライン大会が開催されると決まった後、12月某所。再び勝つために顔を見合わせる事になった。何度も顔を見合わせているとは言え、仲間の癖や仕草、性格も踏まえて実際にゲームのプレイ画面を見ながら戦略的かつ戦術的に仲間を知れる良いチャンスになったようだ。
それ以来の対抗戦(オンラインによるチーム対抗での試合)はあまり配信されなかったが(オンライン大会を控え、情報漏洩を懸念していた為)、オンライン大会の公式放送では、明らかに4人の動きは今までとは違ったものになっていた。それは、ファンが配信で観てきた今までとは格段に違い、互いにフォローし合い、互いに声を掛け合っていたのだと、その後本人達が公開したオンライン大会決勝戦の動画により改めて感じた。
くろすっω・)つ選手のリーダー力は、試合を重ねるにつれ仲間への安心へと変わった。
あとばる選手のキル脳は、仲間を信頼する事で確実な勝利へと導かれるようになった。
あれだけ物静かで、本来LCの柱となる最強後衛にも関わらず自分の意見を言えずに来たぴょん選手が、チームの雰囲気を作った。
前線役として必要とされてきた技術は、周りの否定的な声に変えたにも関わらず、その強い信念で今やチームにとって間違いなく必要な選手へと変貌を遂げた2438学園。
彼等を身近に感じながらも、ファンを大切にし、その成長をこの目で実感出来る事こそが、LCに多くのファンが付いた大きな要因とも言える。